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日向 亮司

Author:日向 亮司
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しなだれて凭れて蛇の抱き心地



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前日泊まる予定だった藪塚温泉へ向かって山道を下り始めた。目指すはスネークセンターである。「キジを食べてヘビを見る。動物尽くしの旅行になりそう!」と言って始まった旅行である。義父の話もあり、蛇そのものが夏の季語なので、どうしても見ておきたかったのである。もちろん目的はヘビを首に巻き付けての写真である。日曜日だけのサービスということは事前に調べておいた。問題は果たして妻が一緒に写ってくれるかどうかである。
「昨日は新田義貞の太田市を回ったので、今日は足利尊氏の足利市に行くのでよろしくね。といっても鑁阿寺という足利氏の菩提寺しかなんだけど」
「そうなの?全然構わないわよ」
「その前にスネークセンターに寄りたいんだけど、いい?」
「昨日の話もあるからね(笑)」
「それにしても、オヤジさん、よくそこでヘビ料理を食べたもんだよなぁ。俺なら食べられないなぁ」
「別に無理して食べる必要もないじゃん」
「ま、首に巻き付けて写真を撮るくらいなら出来ると思うけど(笑)」
「……」
スネークセンターでは到着寸前に手前の店のおばさんに車を止められて「はい、どうぞ、どうぞ、ここに入れてください」と言われたところから始まった。カーナビではもう少し先なのだがと思いながらも、言われた通りに駐車すると「はい、500円。前金でお願いします」とイヤに要領がいい。さらに「お客さん、スネークセンターですか?昼はウチで食べてってくださいよ」と売り込んでくる。センターに入る前に<蛇に睨まれた>感じである。入場券を買って入った途端に今度は「お土産は如何ですか?」と声を掛けられた。入口のすぐ奥が土産コーナーである。「帰りに買うので待っててね」と躱して通り抜けた。<蛇の道はヘビ>とも言う。食堂があった。「ここだ!」と思った。オヤジさん達が蛇料理を食べた場所である。覗いてみた。「いらっしゃいませ!」と女性が出てきた。<ヘビ女>かと思った。「あとから来ますから、ちょっと中を見せてください」と言って入ると、食堂のさらにその奥に仕切られた部屋があった。暖簾が掛かっていて明らかに別空間であることが分かる。柱に大きな字で「蝮料理」と書かれていた。覗くとカウンターの奥から男性がこちらを見ている。まさに<鬼が出るか蛇が出るか>である。「ふれあい体験教室」で蛇の習性について<長々と>話を聞いたあと、いよいよ写真コーナーに移った。
「おお、白蛇だよ!太いなぁ。やばいよ。誰か他の人が写すのを見てからにしようよ」
「いいから、いいから、早く写しちゃおうよ」
妻の方がよほど度胸がいい。言われるままにお兄さんに1000円を渡し、無事カメラに収まった写真がこれである。ここで感想を書いては<蛇足>と笑われる。
スネークセンターのあとは足利氏の菩提寺である鑁阿寺を訪ね、足利学校を見学して戻って来た。楽しい一泊二日の旅となった。
                                 (平成30年作)




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