2019年05月の記事 - ひこばえ
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Author:日向 亮司
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ひこばえ


2019年05月の記事

夏蜜柑

夏蜜柑買ひて家路の遠きかな



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最後に「ミカン」のことを書いておこう。カラオケから戻って歯を磨き、寝支度を調えてベッドに横になったところでメールが届いていることに気付いた。9時41分のことである。孫のなっちゃんから「日光だ!ナツも学校で行ったよ(笑)」と入っている。家族のラインに日光の写真を何枚か送っていたのでコメントしてくれたのだ。すぐさま、この猿の写真を送信して「人生の最悪を覗き込んでいる猿。ひゃー、重い!」と入れた。
なっちゃん「見ざる、言わざる、聞かざる」
私「そう、そう!」
なっちゃん「あと、子供を生んでる猿とかもいるよね」
<ムムム>確かに連作の彫刻の中に猿の人生(?)のいろいろが描かれているのだから出産もあったかも知れないが、よくは覚えていない。話題を転じて「ミカン」の彫刻の写真を送信した(5月1日、ひこばえ「春の風」)。
私「今回、おーちゃんが探し求めた彫刻、ミカン。意味、深いよ!」
なっちゃん「えっ!探し求めたの?どんな意味?」
私「これぞ、東照宮。この向かいに眠り猫がいる。メッチャ、すごい!亡くなった徳川家康が神となって戻ってくるシーンが表されているんだよ。エヘン。大権現だからね」
なっちゃん「へ~、すごい意味深……」
私「今度、お話するよ。すごいよ。おやすみ」
なっちゃん「うん、楽しみ。おやすみなさい」
私「ミカンはすごい」
私「東照宮の彫刻の数5,173。そのうち、ミカンは1つだけ」
おやすみと言っていながらも、しつこくメッセージを入れている。相当に酔っている(笑)。なっちゃんのためにもこの「ミカン」については解説しておこう。

昔の人は海の向こうに理想郷「常世国(とこよのくに)」があると信じていた。そこには不老不死の力があると言われる橘(たちばな)、すなわち「ミカン」が成っていた。徳川家康の墓がある奥社の入り口に「ミカン」を置いたのは、奥社をその「常世国」と見立てていることを意味する。奥社は墓地ではない。家康は死んだのではなく「常世国」に渡ったのだとしている。「ミカン」の裏側に「鶴」と「波」の彫刻を置いた。「鶴」は神様の乗り物である。すなわち、家康はいったんこの世を去って海の向こうの「常世国」に渡ったが、東照宮に神として祀られるために「鶴」に乗って戻ってきたのである。「鶴」と「波」と「ミカン」はそのことを表している。
なっちゃんはこれで分かってくれるであろうか。分かってくれたとしたら、とてもうれしい。
(注)「蜜柑」は冬の季語。「夏蜜柑」は春。「蜜柑の花」「夏蜜柑の花」がともに夏の季語である。
                                 (令和元年)




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