2018年11月の記事 - ひこばえ
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日向 亮司

Author:日向 亮司
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ひこばえ


2018年11月の記事

青唐辛子

恩あまた刻むは青き唐辛子



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会社の帰りに青唐辛子を買いに行った。ジャスコ、相鉄ローゼン、新杉田駅のビーンズと寄ってみたが売っていない。
「???」
どうしたのだろう。唐辛子の季語は秋なので店頭に山積みされていると思ったのである。1時間以上あちこちと探し回り、ようやくスズキヤで見つけた。
「小さい……」
想像していたものと大きさが違っていた。パックに10本ほど入って198円。
<唐辛子ってこんなに小さいものだっただろうか?>
今まで注意して見たことがなかったので<これは小さい品種なのかも知れない>と思った。しかし、それしかないのだから仕方ない。5パックと赤唐辛子1パックも添えて買ってきた。妻からはすぐに文句を言われた。
妻「こんなに買ってきて!試しにやるんだからもっと少しでも良かったのに……」
私「大丈夫、大丈夫、美味しいからすぐに食べちゃうよ(笑)」
妻「辛い物が苦手なくせに、そんなに食べれる訳ないでしょ」
私「1本が小さいんで、刻んだらそんなに凄い量にはならないよ(笑)」

日曜日にやってみた。久し振りの男の料理である。前回やったのは「蕎麦掻き」である(平成30年4月4日、ひこばえ「蕎麦掻き」)。あれ以来である。まずボールに水を張り、青唐辛子を洗う。力を入れ過ぎると折れてしまうが丹念に汚れを取るという意味ではそれくらいがいいかも知れない。キッチンペーパーを使って水を切る。その後、調理に入る前に写真を撮る。<日本の国のかたち>の一枚である。「包丁は」と見ると関の孫六ではない。
私「あれ?関の孫六は使ってないの?」
妻「何、それ?知らない」
私「昔、知り合いの社長からもらって来たやつだよ」
妻「本当に知らないよ」
私「え~」
知り合いの社長の工場が岐阜県美濃加茂市にあり贈答用に用意しているという1本を頂いたはずだったのだが……。ヘタを取る。刻む。瓶に詰める。僅か10分ほどである。簡単に出来上がった。
私「醤油は?」
妻「これだよ。昔、藤本さんから頂いた物。今も定期的に取り寄せている」
私「へ~、そうなんだ、知らなかった」
大学時代の友人の名前が急に飛び出した。懐かしい。山口県防府市の光浦醸造「ゴールドアサヒ」と書かれている。何十年も同じ醤油を取り寄せているというのも凄いものだなぁと思った。刻んだ唐辛子が隠れるところまでドボドボと注ぎ完了である。夕飯時にさっそく食べてみた。
私「美味ェ~」
妻「自分で作ったものは何でも美味しいのよねぇ。これからもお願いします」
(注)唐辛子の季節は「秋」だが、青唐辛子は「夏」であることを後から知った。店頭になかったのはそのためかも知れないと思った。
                                 (平成30年作)




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唐辛子

日本の国のかたちに唐辛子



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お酒の話のついでにツマミのことを書いておこう。
食卓での会話である。
私「そういえば会社で食べる弁当で『これは美味い!』というのが1つあるんだよなぁ」
妻「なになに」
私「唐辛子」
妻「唐辛子の何?唐辛子をどういう風にしてるの?」
私「佃煮かなぁ。辛いんだけど美味いんだよ。あれがあればご飯が何杯でもいけるって感じ。ツマミにもいいんじゃないかなぁ」
妻「佃煮?ネットで調べてみるね」
調べてみるといくつかそれらしいものが見つかった。しかし、こればかりは食べてみないと分からない。
私「明日、メニューを見てみるよ。唐辛子の何とかって書いてあるだろうから」

会社に行って女性に「メニューある?」と聞いてみた。食堂に見に行ってくれたが誰かが持って行ったようでないという。全員が見るものならば貼り出しておけばいいのにと思った。「取り寄せます」という。「いいよ、いいよ。別に大したことじゃないから(笑)」
しばらくして昼の弁当を配達してくれている女性がメニューを届けてくれた。
私「悪いねぇ。わざわざ取りに行ってくれたの?」
Aさん「社長さんがメニューを見たがってると電話が掛かって来たので(笑)」
私「大したことじゃないんだよ、実は……」
経緯を話すと「それは唐辛子の醤油漬けです」と即答してくれた。
Aさん「美味しいので結構あちこちで聞かれるんです(笑)」
私「どこかで買えるの?」
Aさん「ウチは〇〇さんという業者さんから買ってるのでどうですかねぇ(笑)」
私「今度、聞いといてよ」
Aさん「自分で作れるんじゃないですか」
私「そりゃ、難しいだろう」
Aさん「簡単ですよ。社長さんでも出来ますよ。お醤油に漬けておくだけですから(笑)」
私「へぇー、やってみようかな(笑)」
                                 (平成30年作)




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焼酎

こだはりのなき焼酎にただ酔へり



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もう一つ、新聞記事に纏わる文章を書いておこう。
11月1日は「本格焼酎・泡盛の日」だという。日経新聞の第二部に「九州・沖縄の本格焼酎・泡盛広告特集」が載っていた。「焼酎スタイリスト」なる女性がインタビューに応える形で焼酎の魅力を語っている。本当にそのような名前の職業があるのだろうかと思いつつも、さすがにプロらしい語り口でいろいろと教えてくれている。
<その日、そのシーンにおいて最高の1杯となるよう銘柄、飲み方をセレクトする>
毎日飲んでいる私としては「なるほど!」と思うことばかりで「上手い広告を出すものだなぁ」と感心させられた。「もう少し、銘柄やこだわり、薀蓄、料理との相性などについて考えてみるべきか」とも思った。
飲み方にもいろいろある。ストレート、ロック、水割り、お湯割り、炭酸割りなどその日の気分で変えてみるのもよいとある。私は毎晩、緑茶で割るばかりなので一考を要するところかも知れない。原料もさまざまである。芋、麦、米、そば、黒糖などと書かれている。はて、自分がいつも飲んでいるのは何だっただろう?妻がいつも買って来てくれるので原料が何なのかを気にしたことがない。また、料理によっても相性があるらしい。すき焼き、がめ煮、角煮などしっかりした味の料理には芋焼酎、刺身やあっさりした魚料理には米焼酎、中華でも洋食でも何でもオールマイティなのが麦焼酎。同じしゃぶしゃぶでもポン酢の場合は麦で、ゴマダレの場合は芋などと書かれている。
さすがに焼酎スタイリストだけあって細かいところまで分析している。また、記事には45種類の銘柄が写真付きで紹介されていた(写真)。飲んだことのある焼酎もいくつかあったが、ほとんどは知らない。「自分に合った焼酎を選びましょう」と言っている。選ぶ基準は「時流」に合っているかどうかだという。時流???

その日、夕食の場での会話である。
私「焼酎もこれから時流を考えて飲まなくちゃならないなぁ」
妻「なに、時流って?」
私「今日の新聞に出ていた。自分に合った銘柄を選ぶのに時流を意識するんだって」
妻「……」
私「そういえば、今飲んでいるのは何?麦?(焼酎のラベル書きを見て)あれ、さとうきびだってよ。新聞にさとうきびは出てなかったなぁ」
妻「何言ってるのよ。麦も芋も嫌いなんでしょ。昔、臭いのするものは嫌だって言ったから無臭のものにしてるのよ。自分で言ったこと、忘れたの?」
私「……」
妻「大体、時流なんてこと聞いたことないよ。訳の分からないこと言ってないで早く食べなさいよ」
私「……」
                                 (平成30年作)




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燈火親し

羊羹を切り分け燈火親しめり



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皇后さまの文書の中にもう一つ、公務を離れた後にやりたいこととして<読書>が挙げられていた。
「これまでにいつか読みたいと思って求めたまま、手つかずになっていた本を、これからは1冊ずつ時間をかけ読めるのではないかと楽しみにしています」と書かれている。そしてすでに手元に置いて待機させている本として「ジーヴス」の名前を挙げていた。
「ジーヴス?何だろう、ジーヴスって???」
すぐさまインターネットで調べてみた。イギリスのユーモア作家P・G・ウッドハウス(1881-1975)の小説に出てくる執事の名前らしい。皇后さまが特に名前を挙げるくらいなのだから素晴らしい作品なのだろう。すぐに妻に聞いてみることにした。読書量は私の何十倍という妻である。きっと知っているに違いない。メールを送ってみた。
私「<ジーヴスの事件簿>面白そうだね。持ってるの?」
妻「持ってないし、知らない」
私「今日の皇后さまのメッセージに退位後に読みたい本として挙げられてたよ。買うね」
妻「了解(絵文字)」
アマゾンで文庫本を注文した。中古本、またまた1円である(笑)。
私「<才知縦横の巻>を注文しました」
妻「皇后さまが読みたいのは、ウッドハウス選集の方だと思うな」
私「もう頼んじゃったよ」
妻「文春文庫だと有り難味がないよね」
私「週間文春じゃないから勘弁してよ」
妻「やれやれ(絵文字)」

その後、日本国中にジーヴスに纏わる情報が飛び交ったようである。「皇后さま効果で問い合わせ殺到」とか「ジーヴス・シリーズ重版ラッシュ」などのニュースが出ていた。本はすぐに届いた(写真)。皇后さまと同じ本を読む喜びをしっかり味わいたいと思った。読みながら「ここできっと皇后さまも笑っただろうなぁ」と思いながら読めるというのは楽しいものである。
                                  (平成30年作)




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味瓜

味瓜の皮厚く剥き母想ふ



瓜



10月20日(土)、皇后さまが84才の誕生日を迎えられた。新聞には記事と同時に宮内記者会に向けて書かれた皇后さまの文書が載せられていた。読んでいてほっとするような温かい文章である。「言葉への愛着とこだわり、豊富な読書経験と独特な感性によって紡がれる文章は一筋縄ではない工夫と機知に満ちている」と日経新聞の編集委員の方が書いていた。

読み終えて工場に降りて行った。感動したことをすぐに誰かに話したくなるタイプである。私より4才上のMさんに話し掛けた。
私「今日、皇后さまの誕生日だって知ってた?文書でメッセージが出てたよ。上手い文章、書くよ」
Mさん「いくつになられたんだろう?」
私「84才。結婚して60年だというから大変なもんだよ」
Mさん「天皇陛下が退位されたら、皇后さまもそうなるんだろうね」
私「そりゃそうだよ。文書でもそのことについて書いてあったよ。『陛下の健康を見守りつつ、一緒に穏やかな日々を過ごしていければ』って」
Mさん「苦労も多かっただろうからねぇ」
私「そういえばMさんはマクワウリって食べたことある?」
Mさん「何それ?瓜?ああ、あの線の入ってるやつね。昔、食べたことあったけど、最近はあんまり見なくなったなぁ。それがどうしたの?」
私「公務から離れてやりたいことの一つにそのマクワウリを庭で育ててみたいって書いてあったんだよ」
Mさん「へぇ」
私「新婚の頃に陛下が育てていた庭にそのマクワウリが生っているのを見つけて、皇后さまが『一つ食べてもいいですか』と聞いたんだって。すると陛下が真面目な顔をして『とんでもない。これは神様への供え物だから食べてはいけない』と言うんだって。マクワウリってあまり聞いたことがなかったのでどんな高貴な食べ物かと思ってインターネットで調べてみると、北海道で言う味瓜(あじうり)のことらしい。ウチみたいに貧乏な家でも味瓜だけはしょっちゅう食べてたんで、高貴でも何でもないはずなのに、それを血相を変えて食べちゃ駄目だって言うんだから、陛下の真面目なお人柄が分かろうというものだよ。俺なら一つぐらいならどうぞって言ったと思うけどねぇ(笑)」
Mさん「ウチのカミさんなら断りもしないで食べてるだろうねぇ(笑)」
(注)この句は私の母が詠んだものである。電話でこの話をしている時に「昔、作った句だけど」と言いながら教えてくれた。




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さやけし

さやけしや指先に追ふかな文書



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1時受付開始、1時半講義スタートである。遅刻は出来ないので15分前に到着した。講義は無料と書かれていたが、展示物を見るための入館料は必要だという。
「ああ、そうなの?無料って書いてたのでお金を持って来なかった」
「えっ」
「冗談、冗談、持ってますよ(笑)」
「講義を受けられる方は団体扱いになります(笑)」
一般700円、団体600円である。見ると65才以上は200円であり、団体なら100円だという。「フー」と溜め息を吐いた。あと2ヵ月で100円扱いされることになる。受付の女性は何か言いたそうだったが、黙って財布から600円を出したので余計な会話はしなくてよいことになりホッとしたようだった。
地下の講義室に行くとほとんど満席状態になっていた。ざっと見渡して70名程が座っていた。
<なになになに、こんなに古文書ファンがいるの?>
後ろから3番目の端の方の席に座った。隣には私より遥かに年上そうに見える男性がノートを出して待ち構えている。<何だろう、このやる気に満ちた人達は>
見ると中には若い人もいたが、ほとんどが私より年上の人達に見えた。古文書、金沢文庫、室町、北条、国宝。キーワードがいくつか浮かんだ。
定刻となり講師が入って来た。女性である。初め、アシスタントの人かと思った。マイクをいじったり、スクリーンの写り方を気にしていたのでテッキリそう思ったのである。その彼女がマイクを持った。
「今日はたくさんの方にお越しいただきまして有難うございます。これから1時間半『国宝・金沢文庫文書に親しむ』と題しまして室町期の古文書を皆さんと一緒に学んでまいりたいと思います。当文庫で学芸員をしております貫井裕恵と申します。よろしくお願いします」
オオオー、若い。てっきり年を取った人が出てくると思っていたのでとても意外だった。大学院を出て4年とか言っていたのでおそらく二十代だろう。しかも美人である。また話し方がとても流暢で頭の良さが伝わってくる。70名の全員とは言わないが、その目的が古文書ばかりでないことが分かった(笑)。特に前の方の席に座っている人は常連だろうことも察しが付いた。<なるほど、なるほど>である。
講義はあっという間に終った。古文書、特に今回は「かな文書(かなもんじょ)」を中心に読んでいったのだが、見事な読みと解説だった。すぐに彼女の次の講義予定を調べたことはもちろんであり、おそらく講義を受けたたくさんの人がそうしただろうことも想像に難くない(笑)。
(注)講義中の撮影、録音は禁止されていたので残念ながら講師の写真はない。称名寺の写真を載せておこう。
                                 (平成30年作)




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虫の夜

虫の夜の文机に背を丸めをり



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「清帯山林気香来筆硯邊」を自宅で書き上げていた時だ。長女がやってきた。
長女「おっ、やってますね(笑)」
私「まぁね」
部屋に並べられた作品を眺めている。
長女「……」
私「どう?どれがいい?」
長女「どれがいいと言われても分かんないなぁ。亮司虫ばっかりが目に入ってくる」
私「虫?」
長女「それ、虫という字?」
私「虫の訳ないだろ!書だよ、書。書くっていう字を崩したんだよ」
長女「ハハハ、虫じゃないんだ。だけど虫としか読めない。虫という字を崩したら、きっとそんな字になるよ(笑)」
一同「ホントだ。虫に見える(笑)」
妻も次女も見に来て大笑いである。真剣に書いているというのに横で笑われたのでは敵わない。とは言いつつも良く見れば、なるほど「虫」という字に見えてくる(笑)。

習字を始めてしばらくたった頃、折角なのでと古文書入門の本を買って来た。よく旅館などで飾られた額の字が読めずに仲居さんに聞いたりするのだが、仲居さんも大体が読めない。ましてや、古文書が展示されたような博物館などに行くと、読める訳もなくいつも素通りすることになる。どんなものかは知らないが、まずは入門書でも買って読んでみようと思ったのである。
読み始めるとこれがなかなか面白い。<御座候(ござそうろう)>が出て来て<難有仕合奉存候(ありがたきしあわせにぞんじたてまつりそうろう)>が出てくる。たまには書道塾で習った字なども出て来て、「なるほど」とストンと落ちる。ドンドン読んでいくと最初は読めなかった字も自然と読めるようになってくる。同じ字が何度も出て来るのだから当たり前だが、読めればこれがとても楽しい。もう1年以上にもなる。
書道の祝賀会が終わった翌日の日曜日、称名寺の横にある県立金沢文庫に出掛けてきた。「西湖憧憬」という企画で室町時代の屏風絵などが展示されているのだが、たまたまそこで「古文書を読み解く」という勉強会があり、申し込んでおいたのだ。どんな勉強会なのか興味津々出掛けてきた。
                                 (平成30年作)




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身に入む

身に入むと云へば慰められもして



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祝賀会当日、桜木町の展示会場には知った顔がたくさん集まっていた。挨拶のあと受付の真似事でもしようかと思ったがその前に一回り展示された作品を見て回ることにした。まずは自分の作品である。「柱」に飾られていた(写真)。柱の中では一番いい位置である。10文字なので「壁」は無理だろうと思っていたので、入会の順からしても順当な位置と納得した。「来年はもう少し字数を増やしてもらおう」と思った。
次に先生の作品に向かった。最も奥の場所に3作品飾られて鎮座していた。見事な作品である。いつも見慣れているのでその素晴らしさだけは分かる。その横にベテランの大作が並ぶ。文字数も40字50字あろうかという力作揃いである。
「こうなるにはあと何年頑張らなければならないのだろう?」
「本当に自分にも書ける日が来るのだろうか?」
そんなことを思いながら見ていた。その時である。意外な人の作品を見つけた。小品である。8文字である。
「エッ!」
私より少ない。オッ!それなのに「壁」であり、しかも先生の作品にいやに近い。高位置に飾られている。
「………」
まさに絶句である。
作品は私より1年遅れで入会してきた男性のものだった。入会してまだ1年半である。私と同じ塾に通い時間帯も同じなのでいつも隣で練習する間柄である。年齢は私より2才上。ここのところ順調に段位を上げてきて今3段の位置にいる。1年早く入会した私が4段なので徐々に間が迫って来ている。ヒタヒタと足音をさせながら近づいて来るノリノリ男なのである。上手いとは思っていたが、「衝立、柱、壁」のルールからすると驚き以外の何物でもない。
「なんでこの位置?それはないだろう!」
絶句するしかない。男性の名前は小林さん。その時、彼は入口で笑いながら受付などをしていた。一回りして小林さんに対する時、動揺を悟られてはいけないと思った。顔に出してはいけない。「平常心、平常心」と心に言い聞かせた。
私「小林さん、凄い場所に飾られているじゃありませんか!特等席ですよ。まさか、先生にお歳暮なんかを届けているんじゃないでしょうね」
心の中では分かっていても、すぐに声に出てしまうタイプの男である(笑)。
小林さん「いえいえお恥ずかしい限りです。日向さんの場所も一番目立ついい場所ですよ。またいい字を書いている。さすがですよ」
私「いやぁ、小林さんに負けたのは今回の一番の痛恨事です。あの位置は先生も認めた実力者ということになる。脱帽です。やられました。今日はヤケ酒だ。付き合ってくださいよ。荒れますからね(笑)」
小林さん「先輩にそう言われたんじゃ、付き合うしかない。トコトン行きますか(笑)」
本当に上手いと思った。以前どこかで習っていた経験者である。書き方も基本がしっかりしている。しかも一字一字を丁寧に書く。私のように勢いでは書かない。ゆっくりと丁寧に心を込めて書いていく人である。また熱心である。後から聞いたところによると紙は100枚以上書いたという。私が50枚なのでそのあたりからして違う。祝賀会では隣同士で楽しく飲んだ。先生が「ライバルがいるというのはいいことだよ。二人とも上手くなる」と声を掛けてくれたが、慰めにもならないことはもちろんである。
                                 (平成30年作)




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硯洗う

一点の書を得し硯洗ひけり



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話は8月、北海道に帰郷した時まで遡る。トマムからの帰り、居眠りをして風邪を引いてしまった車中でのことある。携帯電話が鳴った。誰だろうと思って見てみると書道の先生からである。車の中では何なので休憩に降りた場所から電話した。
「先生、電話をいただきまして」
「ああ、日向さん。昨日来なかったので電話したんだけど、秋の書道展に出す作品を決めてもらおうと思って」
「確か10月でしたよね。随分早いですね」
「いや、もう決めて置かないと間に合わない人も出るんだよ」
「そうですか。いいですよ、何でも」
「じゃぁ、任せてくれる?適当に選んでおくから」
「お願いします。でも先生、去年より文字数は多くしてくださいよ。一応、成長してますから(笑)」
「分かった、分かった。去年は8文字だったから、じゃ10文字でいい?」
「えー、先生、もっと多くても大丈夫ですよ。多い方がやる気が出ます」
「いや、あまり無理しても作品にならないと困るから、そのあたりにしておこうよ(笑)」

経緯は昨年のブログに書いた(平成29年10月30日、ひこばえ「秋雨」)。書道展に於いて作品の飾られる場所にルールがあるという話である。私が発見したルールなので当てにはならないが、いい作品は壁に飾られ、壁が一杯になると柱になり、それでも足りないと最悪は衝立になるというものである。小品は柱、衝立になりがちなので次の時には文字数を多くしてもらおうと書いたのである。1年前のことなので記憶も薄らいでいたが、あの時は20文字と思ったようである。10文字でも作品にならない可能性あると言われた位なので、今の実力からして相応のところかも知れない。
与えられた作品は「清帯山林気香来筆硯邊」の10文字である(写真)。「ああ、また壁には行けないなぁ」と思いながらも練習を始めた。書いてみると意外と難しい。先生が言う通り、2文字増えただけでもレベルが相当に上がったような気がした。家で書いて持って行くたびに手直しされる。1文字1文字を直され、ようやく作品らしくなってきたと思うと今度は「字が曲っている」とか「書き出しの位置が悪い」とか言われる。買った50枚の紙がなくなりかけたところで、ようやく「これにしようか」の一言がもらえた。なかなか思うようには書けないものである。「これが今の実力なんだなぁ」と知らされ、10月13日(土)の書道展およびその後の祝賀会に臨んだ。
                                 (平成30年作)




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晩秋

晩秋を描く動かざる岩を描く



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足立源一郎氏に触発されて油絵道具を担いで登った「五丈石」だったが、生憎の天気で目的は果たせなかった。行く前に何回か練習していたのでその習作を載せておこう(写真)。なにせ1時間で描き上げることを目標にしているので、出来上がりは荒っぽい。
まずは空を塗る。小さ目の刷毛を使って一気に塗る。次に遠景の山並みを描く。1回で仕上げる。その下に雲を描く。雲海である。真っ白にならないように少し変化をつける。次に五丈石を描く。岩の形をなぞり、雲の部分にはみ出さないようにする。はみ出した茶色を白で修正するのは大変である。形をなぞると中を茶色で塗りつぶす。薄めの茶色を使った。その上から黒の絵具で岩の形状を一つ一つ決めて行く。形は少々違っても構わない。気にしない(笑)。そのあと一つ一つの岩に色を乗せていく。茶色に白を混ぜたり、焦げ茶や黒を混ぜたりと同色の中には変化が必要である。黒の縁を残しながら塗って行く。左から光が差し込むのでそちら側は白っぽくなる。逆に右側は影となるので黒っぽくする。この作業を素早く行なう。なにせ時間がないという想定なので忙しい(笑)。使うのは筆とナイフである。絵の具を盛ってそれなりの迫力を出すのにナイフはいい感じである。ペインティングナイフならではのマチエール(質感)は捨て難い。キャンバスが小さ過ぎてナイフ本来の荒っぽさは出しにくいが、ザイルに身を任せた画家はやっていたはずである。ここはたとえキャンバスが小さくても真似ておきたいところである。木や草は刷毛の先端に緑の絵の具を付けて叩いた。それらしくなるものである(笑)。大体1時間掛からずに出来上がる。いいも悪いもない。
「あの日あの時あの場所で」がコンセプトである。
                                 (平成30年作)




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秋惜しむ

来た道を戻りて秋を惜しみけり



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金峰山を先に出た私だが、朝日岳の手前でまたまたマリオ一家に追い抜かれてしまった。マリオ、お兄ちゃん、お父さん、お母さんと進む順番は変わらない。
私「1日に3回も抜かれてしまった(笑)」
お母さん「私ももう限界に近い(笑)」
私「降りる時に苦労した急坂だからここが一番の難所かな。どうぞ先に行ってください。私はゆっくり行かせてもらいます(笑)」
息絶え絶えに辿り着くと上で一家は待っていてくれた。
マリオ「おじちゃん、遅いね」
私「いや、これでも全速力で上がって来たつもり(笑)。マリオの帽子を被っていればもう少し速くなれたかも」
マリオ「この帽子、ドンキホーテで買ったんだ」
私「いいとこで買ってもらったなぁ(笑)」
しばらくして一家が先に出発することになった。
マリオ「おじさん、おじさんの車は何番?」
私「?? どういうこと?」
マリオ「おじさんの車の前で待ってるから」
私「ああそういうことね、869、白い車だよ」
マリオ「オッケー、じゃあ、先に行って待ってるからね」
一家が出てしばらくして歩き始めた。来た道を戻るというのも面白いものである。
「こんなに歩いて来たっけかなぁ」と信じられない感じがする。長い長い一人旅である。朝休んだケルンの手前まで来たところで後ろから勢いの良い軽快な足取りで近づいて来た。道を避けて先に行かそうとした。
男性「あれっ、今朝、話をした方ですよね」
私「ああ、静岡の人」
男性「お疲れさまでした。やっぱり生憎の天気でしたね」
私「あれっ、もう1カ所登ってくるって言ってたんじゃなかったっけ」
男性「この天気ですから止めました(笑)」
しばらく一緒に歩いていたがスピードが違う。すぐに取り残されてまた一人になってしまった。
車に戻ったのが11時20分である。男性が待っていてくれた。お互いの自己紹介となった。
男性「ヤマレコというのをやっています。アイドルネームはryokikiです。見てくれると嬉しいです(笑)」
私「見ます、見ます。しっかりチェックします(笑)」
その時である。1台の大きなキャンピングカーが我々の横に近づいてきた(写真)。
マリオ「おじさーん、さようならー、ありがとー」
私「オオオオ、スゴイ車じゃん、こんなのに乗ってたのかぁ。1枚だけ写真撮らせて」
お父さん「ブログ、楽しみに待ってます。ありがとうございました」
私「こちらこそ、ありがとうございました。しっかり書きまーす(笑)」
                                 (平成30年作)




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山霧

山霧を散らし神なる岩現るる



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息苦しさはなくなったものの少し足に疲れが来ていた。上り一方の道をゆっくりと進み「賽の河原」と地図に書かれた場所に辿り着いた。風が吹いている。しかし雲は一向になくならない。周囲の山は所々見えるものの「金峰山」の頂上や「五丈石」などは見えない。スーパーマリオの赤い帽子が遠くに見える。あっちの方向らしい。再び歩き始めた。
頂上到着は8時15分だった。フラフラである。片道2時間45分掛かったことになる。
「登り切った……」
大きな岩に凭れながら、登山客が順番に頂上の碑の横で写真撮影するのを眺めていた。マリオ一家も誰かに写してもらっている(写真)。その時でも五丈石は見えて来ない。雲が覆っているのである。
「五丈石ってどこにあるのですか?」
「すぐそこなんですけど見えないですねぇ」
周囲の人に聞いてみたが見えないものは見えない。
「これじゃ絵を描くどころじゃないなぁ……」
その時である。雲がスーと引いて行った。そして目の前に五丈石が現れた。うっすらとしているが外観が分かる。想像していた大きさを遥かに超えて見上げるような位置に突然現われたのである。
「オオオオオー!」
声にならないとはこのようなことを言うのだろう。雲の中からいきなり想像外の怪物が現われたのである。初めて見る驚き。神々しささえ感じる。足元の大きな岩を飛び跳ねるようにして近づき、雲が切れるのを待った。完全に雲が消えた一瞬があった。わずか3分位の時間だったと思う。その一枚を写したあと再び雲が沸き姿を隠していった。
そのあと近くまで行き、まざまざと見上げた。大きな岩である。登る人、祈る人、眺める人、いろいろである。正面に腰を下ろし、おにぎりなどを頬張りながら油絵の準備を始めた。足立源一郎とはいかないが目の前の感動を描くのである。鉛筆で構図を描き始めた。しかし、すぐに雨が落ちてきた。本降りという訳ではないがポタポタと来る。「これは止めろということかなぁ」と思った。何もこんな天気の中で描くこともないだろう。折角ここまで道具を持ってきたが絵を描く状況ではない。絵は描けなくてもそれ以上にいいものを見せてもらったのだから満足するしかない。
出した道具を仕舞って帰ることにした。山頂まで戻るとマリオ一家が岩の陰で食事をしていた。その場所まで降りていった。お母さんは近づいていく私を見て少し怪訝な表情をしたかに見えた。
「すみません。今日は本当にありがとうございました。実は先程、皆さんの姿を盗み撮りしてしまいました。しかし、それがとても良く写っていますので、もしよろしければ私のブログに使わせてもらいたいと思いまして声を掛けさせてもらいました」
どれどれと覗き込む。
お父さん「どうぞどうぞ載せてください。お願いします(笑)」
お母さん「わー、よく写ってる。楽しみィ(笑)」
                                 (平成30年作)




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秋の山

見下ろせば雲の切れ間よ秋の山



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朝日岳手前のガレ場でスーパーマリオ一家に追い着いた。一家は小休止中である。私も本来なら眺望を楽しむところだが、生憎の雲で周囲の景色が何も見えない状態なので先に進むことにした。そしてすぐに朝日岳頂上に到着した。狭い場所だが木に腰を下ろして休むことにした。見えるはずの五丈石は全く見えない。すぐに一家が到着して一瞬で賑やかになった。マリオがまた何か食べたいと言い始め、一家も休むことにしたようである。お父さんとの話が始まった。
「今日はどちらからですか?」
「千葉です」
「千葉とは遠いなぁ。相当に早く出たんでしょう?」
「いえ、昨日は夜に到着して車の中で一泊しました」
「車の中で寝るというのも大変だなぁ。それにしてもチビちゃん達は元気がいいですね。よくこんな山を平気で登って来られるもんだ」
「この前も〇〇を縦走しています。割と平気なようで走り回っています(笑)」
(また〇〇を聞き逃してしまった。人の話をよく聞けないタイプの私である)
「千葉でしたら筑波山には登りましたか?」
「はい、登ってます」
「あそこも初心者コースという割には結構急な上りですよね」
「上り一方ですからねぇ。結構キツかったですね」
「しかしあそこよりここの方がツラいなぁ。あそこは登った帰りはロープウェイで降りて来ればよかったけど、ここは帰りも歩いて来なければならない(笑)」
登山一家のようである。お父さんの趣味を家族全員で楽しんでいるようにも見える。いい家族だと思った。
食べるのに忙しいチビちゃん達を残して先に金峰山に向かうことにした。
「じゃ、お先に出発します」
「おじさん、またね」
マリオに励まされるようにして崖面を下り、先を急いだが、しばらくしてまた子供たちの声が聞こえて来て追い抜かれてしまった。先程と同じ順番でマリオ、お兄ちゃん、お父さん、お母さんと続いている。
「おじさん、またね、お先ィ」
                                 (平成30年作)




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朝霧

朝霧を込めて音なきブナの森



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5時過ぎに少し白んできた。靴を履きかえたりして準備を済ませ5時半にスタートした。駐車場には靄が掛かっていて車の外に出ている人は誰もいない。登山口はすぐに見つかった。入るとすぐに上りである。道はぬかるんでいて少し歩きにくい。杖を持ってくるのを忘れた。妻が買ってくれたのだが車の中に置き忘れてしまったのである。戻って取りに行く余裕はない。脚力だけで上を目指した。登りはじめてすぐに<空気が薄い>と感じた。少し息苦しい。2500m級なので体が慣れていないのかも知れないと思った。
とても静かである。駐車場にあれだけの車が停まっていたのに前にも後ろにも人影がなくたった一人の山登りである。<ゆっくりと行こう、焦ることはない>
最初の上りをクリアして、やはり空気の薄さを感じていた。高山病ではないだろうかと思った。なにせ初めての高さである。そして今まで感じたことのないような息苦しさである。しばらく歩いてケルンのある場所に到達した(写真)。広場のようになっていたので腰を下ろして休憩することにした。インターネットで高山病を検索しようとしたが圏外と表示された。お茶を飲み、バナナを食べ、大きく深呼吸して息苦しさをどうにかしようとした。東京から来たという人が到着して話が始まった。しばらく話したあと一緒に歩き始めた。話しながら歩いているとなぜか息苦しさが薄らいでいくような気がした。
<???>
歩く速度、脚力が違うのでその人は先に行ってしまったが、お陰でなんとなく楽になった。
<何だったのだろう、あの息苦しさは>
ペースを速めることはなかったがそれから順調に進むことが出来た。
コースのちょうど真ん中あたりに朝日岳(2579m)の頂上がある。その少し手前をゆっくり歩いていると後ろから子供の声がしてきた。上りにも拘らず、その子は走ってくる。振り向くと真っ赤なスーパーマリオの帽子を被っている。
「おー、元気いいなぁ。おはよう!」
「おじさん、僕、今日が誕生日なんだ」
追い着くなり、物怖じせず自己アピールしてくる(笑)。
「おっ、それはおめでとう。いくつになったの?」
「昨日まで6才だったけど、今日から7才になった」
「それは良かったね」
「今日、寿司屋に行くんだ」
「そりゃいいなぁ。美味しいところでお祝いしてもらうんだ」
その子に続き、少し大きなお兄ちゃん、そのお父さん、そのお母さんが追い越して行った。
                                 (平成30年作)




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登山靴

紐結ひてこの軽きもの登山靴



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駐車場は満車だった。こんな夜中にどうなっているのだろうと思いながらも満車と知らずにドンドン奥まで進み、結局Uターンすることになってしまった。入れなかった車が路肩に停めている。駐車場から少し下ったところに1台分のスペースを見つけた。静岡ナンバーが前に停まっていた。何度か切り替えして崖スレスレに停車させた。車から出ると静岡ナンバーの人が外に出ていたので声を掛けさせてもらった。
私「おはようございます。駐車場が満杯なんで驚きましたよ」
男性「私も4時に来たんですが、すでに一杯でした。さすが人気スポットですね。みんな前の日に来て車中泊してるんですよ」
私「高速を降りてから長いんで参りましたよ。しかも他の車と1台も出会わなかったので駐車場にも誰も居ないんじゃないかと思ってました(笑)」
男性「ここはまだいい方ですよ、道が舗装されてますから。この間行った八ヶ岳なんか1時間半、未舗装のデコボコ道を走らされました。山に登るより大変でしたよ(笑)」
私「結構、登ってるんですか」
男性「近辺の山を中心に登ってます。山はいいですよねぇ」
私「星が出てないから天気はイマイチのようですね」
男性「昨日は快晴だったようですよ。仲間が写真をアップしてましたが、いい天気だったようです。今日は雲が多いですね」
スマホで金峰山周辺の地図を出して、雲に覆われている様子を見せてくれた。
男性「この分じゃ雲は取れませんね。あまりいい天気じゃない」
私「そうなんだ。今日は晴れるって信じて来たんですけど」
男性「まぁ、大雨ってことはないでしょうけど」
私「金峰山ですか」
男性「そうです。金峰山のあと、〇〇まで行く予定です。折角来たんで勿体ないですからね。6時間コースです」
私「凄いなぁ、健脚ですね」
〇〇は聞き逃した山の名前である。人の話を真剣に聞いていないのか、聞いた側から忘れてしまう(笑)。遠くでライトを照らしながら歩き始めた人が見えた。男性もヘッドライトを点けて見せてくれた。
男性「これで照らして行くんですよ。私は明るくなってから出掛けますけど」
私「日の出は5時半頃ですよね」
男性「そうです。あと40分くらいあるんでこれから仮眠します」
私「これから?あともう少しですよ」
男性「大丈夫です。慣れてますから(笑)」
私「いや、失礼しました。仮眠の邪魔をしてしまったようですね(笑)。私は明るくなったら出掛けますので先にスタートします。山で会うかも知れませんので、よろしく」
男性「こちらこそ」
男性が車に入ったので、車のヘッドライトを消して私も横になった。外の気温は9℃である。ヒーターを付けた。
                                 (平成30年作)




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