人事 - ひこばえ
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ひこばえ


人事 カテゴリーの記事

海の家

看板にシャワー完備と海の家



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久し振りに海で遊んだ。若い頃の遊びとは違っていたが、泳いだり(落ちただけだが)バーベキューをしたりお酒を飲んだりと楽しい時間を過ごすことが出来た。写真には40名位しか写っていないが、途中で帰ったり飲むのに夢中で写っていない人もいたので総勢60名程の参加だったようである。知った顔が多いというのが一番である。知らない人ばかりだとしたらこうも寛ぐことは出来なかっただろう。倫理法人会に所属して知人を得た結果ということになろうが、一昔前の私ならこういった場所は避けていたに違いない。会に所属したことに感謝しなければならないと思う。

まず私自身、人間関係を築くことがとても苦手な男である。なぜ苦手なのだろうと考えてみたが理由など分かるはずもない。しかし、最近たまたま読んだ本に解答が書かれていた。カーネギーの「人を動かす」である。その中に「人に好かれる方法」があり、第一章にこう書かれているではないか。「相手に興味を持つこと」―――この章を読んだ時の私の衝撃といったら大変なものである。会社の社長をやっていて人に興味を持てないでいる自分を発見したのだから。「だから上手くいかなかったのだ」とすぐに思った。
本を読んだ直後、家族で食事に出掛けることがあった。孫達も一緒である。道を歩きながら娘に話したものである。
私「いやぁ、最近になってようやく気付いたことがあるんだよ。人間関係の築き方」
娘「なになに、どういうこと?」
私「まずね、人間関係を築くには、相手に興味を持つことが大切なんだよ」
娘「ふむふむ、それで?」
私「それでって、それだけだよ。それが一番大切な第一歩なんだよ」
娘「ヒャッ、ヒャッ、ヒャッ(笑)なになに、それだけ。そんなことなら私は中学生の時に気付いていたよ。遅すぎだよ、いくらなんでも(笑)」
私「そう言うなよ。気が付かないで、ここまで来ちゃったんだから」
娘「まぁ、そうよね。気付いただけでも良しとしなくちゃね。それで、どうやって興味を持つの?」
私「えっ?何が?」
娘「興味を持つことが大切なんでしょ。だから、どうやって相手に興味を持つの?」
私「……」
娘「もう少し、その本を深く読んだ方が良さそうだね。それとも、なつに教えてもらう?」
                                 (平成29年作)

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波乗り

流されてゐるは波乗り沖に一人



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サップ(SUP、スタンドアップパドル)を体験した。サーフボードを大きくしたような板に乗り、パドルという櫂を操って遊ぶという代物である。10分ほどの説明を聞き救命胴衣を着け海に漕ぎ出した。5人で一斉に海に向かったが、どういう訳か私のボードだけが前に進まない。パドルに力を入れれば入れるほど回転してしまうのである。近くにいた焼き子の女の子が寄ってきてくれた。前後を逆にして乗っているという。なるほど、逆にすると進み出した。焼き子はこういう時にも役に立つ。
とても簡単である。スイスイと前の人に追い付き追い抜いていく。爽快である。これならどこへでも行けそうである。あっという間に浜が遠のいた。自分が出てきた浜がどこだか分からなくなったほどである。三浦海岸が一望出来る位置まですぐに到達した。戻るのも簡単である。スイスイである。しかし、少し風が出たときの流され方には驚いた。それほどの風でもないのに押し戻されるのである。油断大敵である。
途中1回だけバランスを崩して海中へ転落した。落ちた瞬間、何が起きたのか分からなくなるような感覚に見舞われた。久し振りである。ボコボコという水中の音を聞きながらもがいた。救命胴衣を着ているし、ボードとはロープで繋がれているので何の心配もないのだが少し慌てた。海面に顔を出し、青空を見上げ、大きく息を吸った。30分ほど遊んで浜に戻った。その後、人が集まりバーベキューが始まり、ビールを飲み始めたのでサップはその1回だけだったが、私にとってはとても好印象の遊びとなったのである。

我々の後にサップで遊んでいたうちの一人が沖に流された。モーターボート出動という事態が発生した。無事に救助されたのだが、浜は一時騒然となった。おそらく風に流されたのだろう。慌てたに違いない。漕いでも漕いでも沖に持っていかれるという恐怖を味わったことだろう。海の遊びは常に危険と隣り合わせであることを心しなければならない。
                                 (平成29年作)

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サングラス

サングラス掛けてこちらを見られても



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会長がバーベキューの件で相談してきた。
「日向さん、焼き子はどうしましょうか?」
「焼き子?なにそれ?」
「バーベキューを焼いてくれる女の子です」
「もちろん頼んでよ。地元の漁師のお婆ちゃんが出てくるんじゃないでしょうね(笑)」
「女子大生と聞いています」
「いいねぇ」
「いいと言いましても、お金が掛かりますよ。一人一万円」
「安いもんだよ。自分逹で焼いたって美味しくも何ともないよ。女の子に焼いてもらって食べるのが美味しいんだよ」
「3人でいいですか?」
「会長、こういう時はケチケチしても仕様がないよ。5人!5人でいこう!」

当日は絶好のバーベキュー日和だった。雲一つない空。風のない海。会員しかいない砂浜。貸し切りの海の家。焼き子は3人しかいなかったが、3人が3人とも美人で愛想が良かったので終日とても楽しく過ごすことが出来たのであった。
                                 (平成29年作)

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水着

豹柄の水着を持つてゐるといふ



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倫理法人会でバーベキュー大会を行うことになった。三浦海岸に「海の家」を持っている会員がいて貸し切りで使わせてくれるという。サーフィンやサップなども出来て楽しそうである。普通は10000円ほど掛かるものを5000円で使わせてくれ、会でも一部負担するので一人3000円で食べ放題、飲み放題、遊び放題にするという企画である。会員に声を掛けたところ結構な盛り上がりを見せ、家族で参加するという人も現れた。

明日がバーベキューという日になって海水パンツがないことに気付いた。
「昔穿いていたパンツ、今穿けるだろうか」
考えるまでもない。穿けるはずがない。腹回りが昔と全く違っている。昔のパンツを探すより買いに行った方が早い。会社が終わって近くにある金沢アウトレットに一人で出掛けてみた。
以前ジャージを買ったことのある「ナイキ」に入ってみると水着は扱っていないという。衣類にもいろいろあるらしい。どこで売っているのだろうと見てみると、サーフボードを飾っている店が目に入った。分かりやすい。「クイックシルバー」という店である。入るとすぐに店員が声を掛けてきた。可愛い女の子である。
「何かお探しですか?」
「海水パンツ」
「それならこちらになります。いろいろありますが、どのような水着をお探しですか?」
「オリンピック選手みたいなヤツでないヤツ」
「???」
「冗談、冗談。普通のヤツっていうこと。おそらく明日一回しか使わないから適当なのでいいよ」
「こちらの商品は70%オフになっています」
「70%も引いてくれるの?タダみたいなもんだね」
「お客様、サイズはおいくつですか?」
「自分の年ならすぐに答えられるけど、腹回りは測ったことがないから分からないなぁ。おそらく88」
私の詰まらない冗談に付き合ってくれながらも、商品を選んでくれた。
「お客様、シャツは如何ですか?」
「そうか、シャツも必要かぁ。商売上手だね」
「水に濡れてもいい素材のものがお勧めです」
「シャツが濡れることはないでしょ。そのまま海に入るっていうこと?」
「そうです。今は普通に着たままで入る人がいますよ」
あれやこれやを勧められて思わぬ買い物となったが、ひとまず準備を整えた。
                                 (平成29年作)

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武具飾る

一族を称へ三浦の武具飾る



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「引橋」の写真を撮りたかったが、下から木が伸びていてどうしても橋ということが伝わらない写真になってしまう。下を覗くと随分な高さであるが、木は橋の高さまで届いている。水が流れているようでもないので自然に出来た断層であろうか。新井城の攻防で重要な役割を果たした場所なのでしっかり見たい所であったが先を急がなければならない。帰りにもう一度通るはずなので、その時に見ることにした。
「道寸祭り」の会場に着くと、新井城址の見学の場所を教えられた。自転車を柵に固定し、急いでそちらへ向かった。目の前に「観潮荘」があった。昔、会社の行事でマグロの兜焼きを食べながら一杯やったことを思い出した。その先には油壺マリンパークがある。なっちゃんとイルカのショーを見に来たことがあった。まだ3才頃のことである。久し振りの油壺である。
「東京大学臨海実験所」の看板が出ていた。いつもは立入り禁止の場所である。その中に城址の遺跡か何かがあるのだろう。受付で記名した後、オレンジ色のジャンバーを来たガイドの周りに集合することになった。次から次と人が来るのですぐに10数名が集まり出発である。何を説明してくれるのだろう。道川先生と一緒に出掛けた吟行のことを思い出した。先生なら草花から歴史、遺跡の見方まで何でもござれだったので横で聞いているだけで利口になったのだが、そのような人には出会えまい。
少し奥に進むとテントが設置されていた。鎧兜を並べ実行委員とおぼしき人達が椅子に腰掛けていた(写真)。ガイドの男性は三浦一族の説明から始めていた。本で読んだばかりなので私にとってはお浚いである。奥の方へ歩きながらも、そのあたりの話をしていた。何を見せてくれるのだろうと期待したが、結局は城の周りにあった「空堀」を見ただけだった。もっと凄いものを期待していたので少し拍子抜けの感じがした。話も知ったこと以上のものではなかった。「まぁ、良しとしよう。そんなに凄いものが世の中にあるはずはない」と思うことにした。
道寸祭り会場は荒井浜である。着いた時はちょうど和太鼓の演奏中だった。係の人に聞くとメインの「笠懸」はまだまだ先とのこと。馬が走る場所に沿ってロープが張られ、すでに場所取りをしている人もいたが並んで待つほどのこともないだろう。ビールを飲むことにして注文すると見慣れないビールが出てきた。普通のビールは置いていないという。レモン水のような味で美味しくはなかったが他に無いというのだから仕方ない。飲みながらこれから「笠懸」を走る馬が繋がれている浜の外れに行ってみることにした。
                                 (平成29年作)

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